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2020年 新年のごあいさつ(会長 横山清)

2020年 新年のごあいさつ
一般社団法人全国スーパーマーケット協会
会長 横山清

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、日頃よりスーパーマーケット業界の発展と協会活動に特段のご協力を賜り、改めまして厚く御礼申し上げます。

昨年は平成から令和に元号が変わるという画期的な年でありました。そして、スーパーマーケット業界にも、様々な変化が訪れた激動の一年となりました。中でも消費税率の10%への引き上げと、併せて導入された軽減税率制度は、大きな変革点となりました。
また、キャッシュレス決済の本格的な普及が進み、新たな決済システムが続々と登場し、精算業務においても劇的な変化が起きつつあります。日本にセルフサービス方式が導入されて67年目を迎えましたが、まさに時代の転換点に立ち会っているといえるでしょう。

また、コンビニエンスストアが24時間営業の見直しを検討しはじめ、食品ロス削減推進法が成立、いわゆるレジ袋の有料化義務化の方針が示されるなど店舗のサービス、品揃えなど営業の在り方に関わる、様々な変化や法整備も進みました。度重なる自然災害への対応も進化し、台風接近の影響を予め考慮した店舗の休業や開店時間の変更が多くの店舗で実施されました。
スーパーマーケットは「食のライフライン」として、地域のお客様を支えていくことはもちろんですが、従業員、お取引先様の安全確保を意識しなければ、社会から批判を受け、働く人々が集まらなくなる時代になっています。先に挙げた環境への配慮も同様で、こうした時代の変化を捉え、適切な経営判断を行っていけるよう、当協会としても情報の収集、発信に努めてまいります。

今年もパートタイム・有期雇用労働法の施行による同一労働同一賃金の義務化、栄養成分表示の義務化など新たな食品表示の完全施行、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理の義務化など、スーパーマーケットが取り組まねばならない課題は山積しています。「知らなかった」では済まされないのです。協会では説明会・講習会の開催や、資格検定制度の実施などを通じて情報提供に努め、業界の法令順守を支援してまいります。
同時に、行政や政党に向けた、スーパーマーケット業界に関わる政策への意見具申や提案を積極的に行い、メディアやインターネット、SNSなどを通じて業界の現状や取り組み、考え方などを発信し、広くご理解をいただけるよう努めてまいる所存です。

スーパーマーケット業界は喫緊の課題が山積している現状ではありますが、足元だけではなく、先を見据えた経営、展望が必要です。
当協会は、会員の行く先を照らす灯台となるべく、近未来のスーパーマーケットについて研究を重ねてまいりました。2月12日から14日まで開催いたします「第54回スーパーマーケット・トレードショー2020」において、特別企画展「Future Store “NOW”」として、実際に展示をご覧いただく場を設け、地域の健康を支える「ウェルネスサポート」、買物の楽しさを高める「エンターテインメント」、そして省人化、省力化を図ることで、お客様との関係を強化する「スマートコミュニケーション」の3つの切り口で、ご来場の皆様に提示します。
政府は「人生100年時代」を掲げて政策を進めていますが、だからこそ「人に近づき、寄り添う」スーパーマーケットづくり、デジタルの技術を取り入れつつ、アナログな人と人との触れ合いを大事にしていく、人心の時代に選ばれる価値のあるリアル店舗づくり、コミュニケーションが必要になってくるのです。ぜひ会場で、近未来のヒントに触れてください。
現在の厳しい状況は、新しいものを取り入れるチャンスでもあります。皆様にも、このような学びの場をご活用いただき、経営にお役立ていただければ幸いです。

毎回ご好評をいただいております「スーパーマーケット・トレードショー」「デリカテッセン・トレードショー」は、今年も幕張メッセにて、4つの専門展の合同開催を行います。
これまで触れてきたような、さまざまな課題解決に向けて、出展者の皆様から多くのご提案が示されることを期待しております。目まぐるしく変化する時代、出展者、来場者、主催者、そしてその先にいらっしゃるお客様も含めて、あらゆる力を合わせていく「ワンチーム」で、乗り越えていきたいという気持ちで、会期に向けて準備を進めております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

最後になりましたが、関係各位のご健勝とご発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶と致します。