2014年 新年のごあいさつ

新年のごあいさつ
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会 会長    横山清

 新年明けましておめでとうございます。日頃よりスーパーマーケット業界の発展と協会活動に特段のご協力をいただき、改めて厚く御礼申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、アベノミクスがスタートしてから1年が経ち、2020年に東京でのオリンピック開催が決定し、賃上げ気運が高まるなど、景気の閉塞感は多少緩んだといえるでしょう。しかしながら、スーパーマーケットでの消費動向には、まだ波及しているとは言えないのが現状です。
流通業全体を取り巻く環境も激変しており、最近では、お客様とあらゆる接点を通じて販売の機会を持とうとする、オムニチャネル戦略を推進する企業も増加しております。インターネットを通じての食品販売も広がりを見せており、私達も対応を迫られているところです。私達の中心となる事業である店舗での販売に関していえば、従来以上の価値、ネットでは出せない価値を提供することが求められます。新しい時代の到来に合わせ、私達も新たな気持ちで一歩を踏み出さなければなりません。

円安や世界的な資源の逼迫によって食品原料の原価も高騰しており、また燃料の高騰で電気代などの光熱費も上昇しつづけ、引き続き厳しい経営を迫られています。そこに、消費税率アップが追い打ちをかけるように迫り、消費マインドは一段と冷え込むと予想されます。価格表示については、本体価格をベースにした表示を推奨しております。これは、低価格を訴えることができるという以前に、本来あるべき表示が認められたというべきであり、協会では、政府、政治に対し本体価格表示の恒久化を要請してまいります。さまざまな協会活動において、他団体と連携して取り組む事案も増えております。今後も業界団体がより一層団結し、この難局を乗り越えるべく活動してまいります。

もうひとつ、外食産業を中心に、メニュー表示等において実際使われていた食材と異なる表示が行われていた問題が発生し、消費者の食に対する信頼性が失墜する事態となっています。当協会では以前より「食品表示管理士検定試験」を開催し、資格の認定や講習会の開催を通じて、食品表示の適正化を推進してまいりました。今回の問題では、食品業界全体で、食の信頼性回復を図ることが必要不可欠です。当協会も微力ではありますが、この資格認定制度を活用することで、お客様に信頼される表示づくりに協力してまいります。
そのほか、協会ならではの活動として、スーパーマーケット業界の存在感を高め、全体の経営レベルを高める事業に注力しています。具体的には、就職活動中の学生に向けて食品小売業界の魅力を伝え人材確保を支援する新卒採用支援事業「Rプロジェクト」、伸長著しいお弁当・お惣菜部門の活性化、レベルアップを支援する「お弁当・お惣菜大賞」、2010年から開始した業界3団体合同「スーパーマーケット統計調査」の公表による業界動向の広報、流通4団体合同の流通BMS普及推進による経営効率化支援などです。皆様の引き続きのご支援をお願いいたします。

本年2月12日~14日、東京ビッグサイト東ホール全館で開催致します「第48回スーパーマーケット・トレードショー2014」では、サブタイトルとして「豊かな地域社会づくりのために」を掲げています。われわれ地域に根差す、食のライフラインを担うスーパーマーケットが、地域産業を支え、また、地域のコミュニティの拠点として、地域社会の維持発展に貢献しようという姿勢を鮮明にするものです。
単に商品やシステムを紹介するだけではなく、各出展者から、売場やオペレーションの革新に直結する提案があり、併せてセミナーや主催者企画が行われます。産官学に金融機関なども加わり、あらゆる提案が行われる、まさに「オムニ・トレードショー」と表現しても過言ではない内容で開催すべく準備を進めております。スーパーマーケット業界を挙げての展示商談会となっておりますので、多くのご来場を心よりお待ち申し上げます。

最後になりましたが、関係各位のご健勝とご発展をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。